リビングに大きな吹き抜けのあるお家、おしゃれで開放感があって憧れますよね。
一方で、ネットではデメリットや吹き抜けを作って後悔する声も目立ちます。
我が家はリビングに吹き抜けを採用しましたが、間取りや家の大きさのバランスから、4.5畳の吹き抜けとなりました。
実際に4.5畳の吹き抜けのある家に1年間住んでみて感じたこと、メリット、デメリットについて正直な感想をまとめました。
この記事はこんな方にオススメ
- 吹き抜けを採用しようか悩んでいる
- 4.5畳の吹き抜けはどのくらいの大きさなのか知りたい
- 実際に住んだ人が感じた吹き抜けのメリット・デメリットを知りたい
目次
4.5畳の吹き抜けって狭い?
率直に言うと、4.5畳の吹き抜けでも、充分開放感があり、わが家はとても満足しています!
SNSなどで見ていたお家の吹き抜けは6畳~が多く、4.5畳は狭いのではないかと心配していました。
ですが実際に住んでみると4.5畳でもかなり開放感が感じられ、部屋も広く見えます。
逆に、吹き抜けがなかったらリビングが今よりもずっと狭く見えていたと思います。
吹き抜けのメリット
実際に吹き抜けのある家に住んでみて感じたメリットを3つ挙げてみます。
吹き抜けのメリット
- 開放感があり部屋が広く見える
- 採光が確保でき、明るい空間になる
- 2階の手すりを利用して洗濯物が干せる
開放感があり、部屋が広く見える
吹き抜けの一番のメリットともいえる、開放感について。
さほど大きな吹き抜けではなくても開放感は充分に感じられます。
個人的には寝ころんだ時、くるくる回るシーリングファンを眺めるのが大好きです。
我が家はオーデリックの白い6枚羽のシーリングファンを採用しました。
黒と迷い白にしましたが大正解でした!
白いシーリングファンのここが良かった!
- ナチュラルな雰囲気でとにかく可愛い
- 白い壁紙・白い天井となじんで、6枚羽でも圧迫感が全くない
家の中でもかなりお気に入りの家電(家具?)です。
あまり大きな吹き抜けを作れない方には、特に白いシーリングファンはおすすめです。
シーリングファンは施主支給される方も多いようです。
採光が確保でき、明るい空間になる
南面に大きなFIX窓があるので、くもりや雨の日でも採光をしっかりと確保できます。
晴れの日はたっぷりと日差しが入ってきてそれもまた素敵な空間を生み出してくれます。
平屋の場合や、周りが住宅街などで採光の確保が難しい場合、特に吹き抜けを作ることはおすすめです。
2階の手すりを利用して洗濯物が干せる
これに関しては個人的にとても助かっているポイントです。
シーツやふとんカバーなど、自宅で洗濯をする場合にとても役立ちます。
朝洗って吹き抜けの手すりにかけておくだけで夜にはすっかり乾いています。
FIX窓から入る日差しと、シーリングファンによる空気の循環で、乾きやすい環境が整っているんですね。
デメリットについて実際に住んでみて感じたこと
よくあげられている吹き抜けのデメリットについて、実際に1年間住んで感じたことをまとめました。
一般的な吹き抜けのデメリット
- 冷暖房効率が悪く、光熱費が上がる
- 2階に音が響く
- 料理のにおいが広がる
- 掃除がしにくい
冷暖房効率が悪く光熱費が上がる?
光熱費については吹き抜けの大きさや暖房器具、家の断熱性等によって差が出てくると思いますが、参考までにわが家についてです。
わが家の仕様
- 木造2階建て
- 延床面積約30坪・リビングの広さは20畳ほど
- 冬は雪が降り、マイナス10度くらいまで下がることもある地域
- リビングの冷暖房は主に20畳用のエアコンを使用
- シーリングファンを夏場は下向きに、冬場は上向きに送風(就寝時以外稼働)
吹き抜けがあると空間が広くなる分、冷暖房の効きが悪くなるといわれています。
実際に住んでみると、夏、冬ともに冷暖房の効きに関して特別不便を感じることはありません。
もちろん真夏の猛暑日は暑いと感じたり、冬に気温がマイナスになる日は寒いと感じる日はありますが、心配していたほど暑かったり、寒かったりすることはありませんでした。
むしろ冬は2階だけが別世界のように寒いということもないので、その点についても良かったと感じています。
良くも悪くも、1階と2階の境目があまりなくなります
光熱費については、吹き抜けのない場合の電気代がわからないので参考程度です。
わが家の電気代(オール電化)
夏場 最大10,000円程度
冬場 30,000円超え
今年(2023年)の冬は電気代が上がったこともあり、高かったです…。
また、南面に大きなFIX窓があるのですが、夏はとても暑いです!!
ロールスクリーンがなかった時は、2階がサウナ状態でした。
たとえペアガラスでも真夏の窓からの熱は容赦なく家の中を暑くします。
ロールスクリーンなどはつけることを強くオススメします
2階に音が響く?
音の響きに関しては正直とても感じています。
- テレビの音が1階よりも2階のほうに響いてくる
- 寝室の部屋を閉めていても聞こえてくる
- 夫の鼻歌でさえも聞こえてくる
わが家の場合夫婦ふたりぐらしなので特別問題には感じていませんが、家族構成よってはかなり気を使わなければならない場面も出てきそうです。
2階まで料理のにおいが広がる?
料理中のにおいに関してはほとんど気になりません。
料理の真っ最中であれば2階の廊下には多少においが広がっていると思いますが、寝るときに2階や寝室に料理のにおいが残っているということもありません。
嗅覚が犬並みに鋭い夫も特に何も言っていません。
掃除がしにくい?
シーリングファンは回っている時間も多いので、ホコリは案外気になりません。
天井からつるす照明などがある場合はホコリがたまりやすく、掃除が大変かもしれません。
我が家はまだクイックルワイパーで頑張ってお掃除していますが、のびるモップの購入も検討中です。
家づくり中に感じた吹き抜けによるデメリットと後悔
吹き抜けを検討している中で、家づくりの最中にとても悩んだことがあります。
それは、吹き抜けを作ることによって2階の間取りが制限されてしまうこと。
吹き抜けを作ると2階の間取りがうまくいかず、なかなか納得できる間取りにならない…でも吹き抜けは欲しい…。ととても悩みました。
わが家は結果的に吹き抜けの優先順位が高かったので作りましたが、正直2階の間取りについては妥協した部分もありました。
住んでから1年が経つ今となっては、もっと別の2階の間取りの作り方があったかもしれないな、と少し後悔しています。
もしもまだ間取りが決まっていない方は、タウンライフ家づくりでプロに無料で間取りを作ってもらうこともオススメです。
色々な間取りを見ることで、自分自身の視野も広がりますし、何を優先させたいかも見えてくると思います。
設計士さんに何度も間取りを書き直してもらうのって、少し申し訳なく思ってしまいますよね…。
少なくとも私はそうでした。
わが家は地元工務店で建てましたが、ほかの住宅メーカーなどは一切見ていませんでした。
もっといろいろな住宅メーカーで間取りの提案をしてもらえば、より納得のいく間取りに出会えていたかもしれないと思ってしまいます…。
ですが、吹き抜けを作ったことは後悔していません!
家づくりで後悔しないためには、納得のいく間取りづくりがなにより大切だと実感しました。
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まとめ:吹き抜けを作って良かった
この記事では、4.5畳の吹き抜けの大きさは実際にどうなのか、また、実際に住んでみて感じた吹き抜けに関するメリット・デメリットをまとめました。
我が家は4.5畳でも吹き抜けを作って本当に良かったです!
吹き抜けがあると開放感、明るさ、おしゃれさがぐんと増します。
デメリットを踏まえた上でも、また家を建てるとしたら採用したいと思っています。
ですが、吹き抜けがあると2階の間取りが制限されてしまうこともあると思います。
本当に吹き抜けは必要なのか、優先順位をしっかり考えて採用することをおすすめします。
吹き抜けを検討されている方に少しでも参考になれば幸いです。